HashHubレンディング運営事務局です。
いつもご利用いただきありがとうございます。
■ 2023年5月の貸借料率のお知らせ
貸し暗号資産サービス「HashHubレンディング( https://www.hashhub-lending.com/ )」の2023年5月以降の貸借料率(年率換算)は以下が適用されます。DAI・USDCの貸借料率は前月から1.0%引き上げて4.0%とし、ETHの貸借料率に関しては変更なく、据え置きとし、BTCの貸借料率に関しては前月から0.5%引き下げて1.5%としております。
・BTC : 1.5%(前月比▲0.5%)
・ETH : 4.5%(変更なし)
・DAI : 4.0%(前月比+1%)
・USDC : 4.0%(前月比+1%)
4月の市況は、マクロ経済においてはインフレの一時的な停滞が観測されていることやそれに伴う中央銀行の金融緩和期待が市場では織り込まれています。そのような市場の期待を背景にビットコインを含めた暗号資産の市場も堅調に推移したといえるでしょう。
しかしながら、そのような堅調なマクロ環境が背景にありますが、一部エコノミストからは米国のインフレには粘質性があり長期的に付き合う必要があるという声も上がっています。そのような主張の背景には、西側諸国と中国・ロシアを中心としたBRICsの対立と分断があり、ロシアへの経済制裁によりBRICsを中心とした国家ではいつ制裁で資産が凍結されるか分からない米ドル以外の通貨を決済通貨や準備金として模索する動きがあります。
いずれにしても、暗号資産には追い風であることが予測され、暗号資産市場もそのように認識をしていることから、去年から続く向かい風であった風向きもやや変わりつつある状況になっているといえるでしょう。
暗号資産市場の状況がやや変化していることから、レンディング市場においても暗号資産をレバレッジロングするニーズが大きくなっており、USDCなどステーブルトークンの金利水準も上昇傾向にあります。また、4/12に実施されたEthereumチェーンの大型アップデートである「シャペラ(上海)」アップデートにより、ステーキングされたETHを引き出すことが可能となったことから、ストラテジーに幅を持たせることが可能となりました。
弊社レンディング事業においても上記の環境の変化をストラテジーに組み入れていることから、5月の貸借料率に関しましては、USDC・DAIは貸借料率を引き上げております。市場における暗号資産のショートニーズが減退したことから、已む無くBTCの貸借料率は引き下げておりますが、ETHは前月と変更なしとしております。
HashHubレンディングは引き続き、コード監査を入念に行い、定性分析のみならず定量分析や十分にbattle-testedされているDeFiプロトコルのみを活用していく方針です。これはお客様の暗号資産による中長期の資産形成に役立てるためであり、今後も安全性を最重視して運営してまいります。